ロボットが茹でる蕎麦屋が王子駅前に誕生
JR京浜東北線や東京メトロ南北線、都電荒川線の王子駅からすぐの場所に新しい蕎麦屋が誕生。
場所はこの写真の中央辺り。
南北線からは改札前の階段を上がってすぐ、JRはホーム端のエスカレーターを降りた先の改札を出て左手方面です。
オープン直前はこのような様子。中は見えません。
オープン情報が少しずつ公開されていきました。
オープン当日も昼過ぎに見た時も行列ができるほどではなく、そこそこの客入り。
パッと見で変化があるわけではないので、ちょっと綺麗な蕎麦屋ができたね、という印象なのかもしれません。
店内に入るとタッチパネル式のメニュー。牛丼の松屋のようですが、松屋よりは操作がしやすいのと、写真が鮮やかで綺麗です。
店内は駅の蕎麦屋からイメージするより天井が高く、また写真の奥からJRみどりの窓口、ベックスコーヒーと繋がっていて、お洒落な空間です。
オーダーをすると番号札が発券され、奥のディスプレイに自分の番号が表示。
赤から青になったら出来上がりです。
受け取り口にはロボットはおらず、奥を覗いても蕎麦を茹でるロボットらしきものは見えず。
またオープン直後だから仕方ないですが、社員さんと思われる人がそこらに立っていてちょっと邪魔でした。
オペレーションに慣れるまでは店員が多い状態も続くんでしょう。
受け取り口のそばには冷水機や醤油、七味唐辛子、すりごま、お箸、つまようじ等が置かれ自由に使えます。
注文した蕎麦を持ってカウンターへ。
他の駅そばと比較して、ネギは少し多めで新鮮。ワサビは少なめ。
麺は食感も良くて、たまにハズレのある人間が茹でるよりはいいかもしれません。
冷たい出汁の味も少し甘みがあって麺との相性もよく食べやすい。
天ぷらが冷たいのは駅そばなので当たり前ですが、次は温かい蕎麦にかき揚げを入れてみたらもっと相性がいいかもしれない。
いろり庵きらくそば 王子店
JR東日本はこのようなロボットが茹でる蕎麦屋を2026年までに30店舗にする計画を公開しており、王子駅前は、そばいちの東小金井、ペリア海浜幕張に次ぐ3店舗目。
業務効率の改善が見られたために導入が決定したとのこと。
このロボットはコネクテッドロボティクス(東京都小金井市)製で2本のアームを装備している。
麺を掴みザルに入れる動作や、3つのザルを同時に掴み、沸騰した湯の中に入れたり、茹でた蕎麦を洗ったりする動作が可能。
最大で1時間に約150食のそばを茹でる事ができるという。
トッピングの盛り付けや受け取り口での提供など人間が担わなくてはいけない部分はまだ多いが、この進化により人間の仕事はより少なくなり、将来的に全てがロボットとなった、まるで巨大な自動販売機のような店舗がいつか誕生するのかもしれない。